2023.11.10

資産運用

ベルテックスコラム事務局

初めての資産運用におすすめの投資法と失敗しないコツを紹介

  • 投資の種類・方法
  • 資産形成
  • 初心者

皆さんは資産運用を何かしていますでしょうか? 資産運用は初めてだから何から手を付けていいか分からないという方も多いと思います。

今回は、初めての資産運用におすすめの投資法と失敗しないコツを、詳しく紹介していきます。

資産運用とは

資産運用は大きく分けて「貯める」「増やす」の2種類に分かれます。

貯める

コツコツお金を貯めて着実に資産を形成していくのが「貯める」資産運用です。 「貯める」資産運用の例は預金や保険(満期保険金)などがあります。 銀行の口座などで貯金をしていけば着実にお金を貯めていけますし、養老保険などの保険期間が決められている保険に加入すれば毎月保険料を払い続けますが、保険契約の期間が満了になれば、保険金が支払われます。

増やす

自己資金を元に投資などでお金を増やしていくのが「増やす」資産運用です。 投資には投資信託や株、FX、不動産など様々な方法があり、複利効果やレバレッジを使って効率的にお金を働かせて利益を得ることが出来ます。 ただし、投資は利益だけでなく損失も抱える可能性があることを忘れてはいけません。

初めての資産運用は最低いくらからできるのか

資産運用の方法について知れたところで、次は初めての資産運用は最低いくらからできるのかについて、紹介していきます。

資産運用は1円からでも開始可能です。「増やす」資産運用はある程度の運用金が必要となってきますが、「貯める」運用方法であれば、1円からでも貯めることが出来ます。資産運用は元本があればあるほど資産形成はしやすくなりますから、少額すぎると思ったように資産運用が進まないケースは考慮しましょう。

投資などの「増やす」資産運用をするのであれば、初心者ならつみたてNISAや投資信託など少額から積み立てることができたり、投資の専門家に運用を任せられたりする投資法がおすすめです。

また、一つの金融商品や投資方法にだけ資金を集中させるのはリスクが伴います。 仮にその金融商品の価格が下落したりすると、一気に資産を失う可能性があるからです。
そのため、いくつかの金融商品に資金を振り分けることや、複数の投資方法を実践するなど分散投資を心がけることが大切となってきます。
複数の金融商品や投資方法に資金を分配しておくことで、他の金融商品や投資方法で損失をカバーしながら資産を形成していけるからです。

初心者におすすめの資産運用

初心者でもおすすめの投資法について、詳しく紹介していきます。

投資信託

「投資信託(ファンド)」とは、「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される金融商品」のことを指します。

投資信託のメリットは専門家が運用してくれることや、投資信託自体が複数の会社に投資している商品のため分散投資でリスクの軽減ができること、少額から運用可能で、金融商品の種類が豊富であることです。
投資信託のデメリットは元本保証がないことや、信託報酬(運用管理費用)や購入手数料がかかること、株のようにリアルタイムの価格に合わせて売買ができないことです。

自ら投資することに不安を感じている方は、専門家に一任できる投資信託はおすすめの資産運用法です。

iDeCo

iDeCoは公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度のことです。

iDeCoのメリットは掛金が非課税なことと、運用益、給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられている点です。
iDeCoのデメリットは選ぶ商品によっては元本割れリスクがある点や、原則60歳になるまで資産を引き出せない点です。

税制メリットを活用しつつ老後資金を準備したい方や、ほかの用途の資金と老後資金を分けて管理したい方におすすめの資産運用方法です。

iDeCoの加入の申出は、「運営管理機関一覧」に掲げた金融機関を通じて、加入申出書を国民年金基金連合会に提出する必要があります。 一部の金融機関では、オンラインで手続きができます。 書面で提出する場合は、加入申出書等の必要書類を、当該金融機関から入手する必要があります。

NISA

NISAは、分配金や譲渡益が一定期間非課税となるしくみです。NISAには一般NISA、つみたてNISA、未成年向けのジュニアNISAといった種類があり、それぞれ非課税となる期間や1年に投資できる上限額に違いがあります。

メリットは前述した通り一定期間利益が非課税となること、少額から始められる点で投資初心者でも取り組みやすい投資商品です。
デメリットは年間投資枠に上限があること、また「一般NISA」と「つみたてNISA」を併用出来ないのがデメリットでしたが、2024年から新制度が始まることになりました。

新NISAでは合計で1,800万円まで(1年間360万円まで)投資が可能となります。 現行のNISAでは5年か20年の非課税期間が設けられていましたが、新NISAでは非課税期間が撤廃され、無期限で非課税となりました。
また、新NISAでは一般NISAとつみたてNISAを併用して投資できるようになります。また、2023年にNISAを始めれば、現行制度の非課税枠を追加で獲得できます。2024年以降は新規で投資ができないのですが、2023年に投資したものに関してはそれぞれの期限内まで非課税で運用可能です。

NISAの始め方は① 口座開設をする金融機関を選ぶ、②必要書類をそろえて口座開設の手続きをする、③ 投資する銘柄を選択する、④ 積立金額を設定する、⑤目論見書を確認して積立を始める、の5STEPで始められます。

外貨預金

外貨預金は日本の通貨である円を、海外の通貨であるドルやユーロなどに替えて預ける「預金」のことを指します。 普通に円で預金するよりも、外国の銀行の方が一般的に高金利のため利益を見込めます。

円預金を1年間した場合の金利は年0.002%ほどであるのに対し、外貨預金の場合は年1~4%ほどと圧倒的に外貨預金の金利は高いです。
高金利で預金をしていきたい人や、円安時などの経済状況の変化に強い投資商品をお求めの方におすすめの資産運用方法です。ただし為替レートの影響を受けることは留意しましょう。

外貨預金は銀行や証券会社などの金融機関から、手続きをして始められます。

REIT

REITとは、 投資信託の一種で、投資先を不動産とした金融商品です。

メリットは少額から投資できることや、投資対象が不動産なので株式などのリスク分散としても活用できる点です。 デメリットは元本が保証されていない点や、分配金の額が一定ではない点です。また、後述する不動産投資と違い、物件そのものが手に入らないことは注意しましょう。

REITは投資信託を中心に運用したい方や、専門家に運用を任せたい人におすすめの資産運用方法です。

REITの始め方は①REITの取引を行う証券会社を選ぶ、②証券口座の開設に必要なものを用意する、③証券口座に投資資金を入金することで始められます。

債券

債券は国、自治体、企業等の債券を購入し、利息と償還金を得る方法のことです。

債券のメリットは満期償還日まで利息を受け取れる点や、満期償還日には元本と利息が返還される点です。 債券のデメリットは発行体が破綻した場合、利息や償還金の支払いが滞るリスクがある点や、満期償還日前に売却した場合、損失が出る可能性がある点です。

リスクを抑えつつ、満期が決まった形で預貯金よりも高い金利を得たい方や、少額から始められる資産運用をしたい方におすすめの資産運用方法です。

債券投資は証券会社から口座を開設して始められます。

不動産投資

不動産投資は賃貸用の不動産物件を取得し、家賃収入を得る方法のことです。通常、物件を取得する際は銀行とローンを組み、入居者の家賃でローン返済をしながら資産形成をしていくことになります。

不動産投資のメリットは毎月一定額の家賃収入を得られる点や、所得税や相続税の軽減効果が見込める点です。また、実物資産のため、世界情勢の影響を受けにくい点もメリットです。
不動産投資のデメリットは空室リスク、災害リスクがある点、売却する際に時間がかかる場合がある点です。

老後の副収入として家賃収入を得たい方や、節税対策をしたい方におすすめの資産運用方法です。

不動産投資の始め方は投資金額や目標を決め、土地や物件を探し、ローン審査を受けます。 ローン審査に通ったら、物件を購入し、管理会社を選択していきます。 また、ある程度まとまった運用資金が必要であるイメージが強い不動産投資ですが、年収500万円以上の方が始められ、利用する業者によりますが、頭金も少額から取り組めます。
株式会社ベルテックスでは、頭金10万円からでも不動産投資を始められますので、是非お気軽にお声掛けくださいませ。

初めての資産運用で大切なこと

初心者におすすめの投資方法について知れたところで、次は初めての資産運用で大切なことについて、詳しく紹介していきます。

投資の目的と資産運用の方針を決める

まずは投資の目的を明らかにすることです。

なんのために投資をしていくのかをはっきりさせておくことで、その目的に向かって励むことが出来るからです。 たとえば、将来の資産形成のため、結婚や子育てなどの資金形成のためなど、投資の目的を明確にしていくことが大切となってきます。

そして、ハイリスクハイリターンか ローリスクローリターンか、投資のリスク許容度も決めておくべきです。ハイリスクハイリターンであれば、確かに得られる利益は大きく見込めますが、同時に損失も大きく抱えるリスクがあります。 ローリスクローリターンであれば、得られる利益は少ないように感じますが、損失も少なくなるということです。

投資ポートフォリオを作成する

投資ポートフォリオを作成することも大切です。

どのようなポートフォリオが良いかは、投資の目標によって異なります。 最初に投資する金額や毎月の積立金額、投資の目標までの積立期間、想定する運用利回りを決めて、ポートフォリオを作成していきましょう。
ポートフォリオは一つの金融商品や投資方法だけでなく、複数の金融商品や投資方法を組み合わせて形成すべきです。

一つの金融商品や投資方法でポートフォリオを作成してしまうと、その金融商品の価格が下落したり、投資方法で失敗した場合、一気に資産を失う可能性があるからです。

分散投資・損失リスクなどを理解する

いくつかの金融商品に資金を振り分け、複数の投資方法を実践するなどの分散投資をしていくことが重要となってきます。

先ほども説明したように複数の金融商品や投資方法に資金を分配しておくことで、一つの金融商品の価格が下落したり、投資法に失敗したとしても、保険として他の金融商品や投資方法で資産を形成していけるからです。

ただ、いくら分散投資をしていても、利益だけが見込めるわけではありません。 投資には必ず失敗や損失がつきものですから、損失して資産を失うリスクについても、あらかじめ投資を始める際に理解しておかなければなりません。

投資の勉強をする

投資を行う際は事前に投資の知識を身に付けていく必要があります。 投資の勉強法は専門家のアドバイスが聞けるセミナーに参加することや、資産運用に関する書籍等で情報収集を行う方法がおすすめです。

また、ニュースなどを観て、経済の動向を把握することも大切です。 投資の交流会に参加して、他の投資家から話を聞くなどして刺激を受けることも勉強になります。

大切なのは自ら学ぶ姿勢を維持することです。 いかに有益でためになる情報や知識を自らの手で掴み取るかが鍵となってきます。その知識を踏まえ、実際に少額からはじめてみるのも良いでしょう。

注意点

投資をする上で、注意点があります。 まずは、毎月投資に回せる金額を一定金額決めて、無理のない範囲で始めることが大切となってきます。損をしたからと言って、毎月投資に回せる金額以上の金額を使ってしまうと、徐々に金銭感覚を失い、設定した金額以上のお金を投資に回してしまうリスクがあるからです。

また、おいしい話を鵜呑みにせず、自らの手できちんと調べることも大切です。 SNSなどで稼げると謳ったり、儲かると煽っている自称投資家が蔓延しています。 そういった自称投資家に引っかからないように、おいしい話は本当に確実かどうかを自らの手できちんと調査し、安全性を確認していく必要があります。

まとめ

今回は、初めての資産運用におすすめの投資法と失敗しないコツを紹介してきました。 まずは資産運用の種類を知り、初めての資産運用は最低いくらからできるのかを把握しておく必要があります。 そして、投資には必ず損失する可能性があることも理解しておくべきです。 投資の初心者におすすめの投資法は、政府が制度を主導しているNISAやiDeCo、ほったらかしで運用できる不動産投資などがおすすめです。

そして、投資を始める際は投資の目的と資産運用方針を事前に決めておきましょう。 ポートフォリオを作成することで、一つの金融商品や投資方法が失敗しても、複数の金融商品や投資方法に分散投資しておくことで、運用資金を大幅に失う可能性を減らしてくれます。 ただし、中には投資で儲かると謳った詐欺師も居ますので、情報や知識が正確かどうかを自ら勉強し、判断していく必要があります。 不動産投資でも、詐欺の手口が蔓延しており、不動産投資運用会社の中にも怪しい会社も含まれているので、安心して不動産投資を任せられる運用ができる会社を見極めるべきです。

株式会社ベルテックスでは、不動産投資についてプロの専門家がお客様の資産運用の目的を把握したうえで、お客様に合ったおすすめの資産運用について相談に乗らせて頂いております。 オンラインセミナーも行っているので、お気軽にお声掛けください。

この記事を書いた人

ベルテックスコラム事務局

不動産コンサルタント・税理士

不動産ソリューションの面白さや基礎、役に立つ情報や体験談などをフラットな目線で分かりやすくご紹介。宅建士・ファイナンシャルプランナー・税理士など有資格者の知見を生かしつつ、経験豊かなライターたちが不動産投資でおさえておきたいポイントをお届けします。

2023.11.10

資産運用

ベルテックスコラム事務局

初めての資産運用におすすめの投資法と失敗しないコツを紹介

  • 投資の種類・方法
  • 資産形成
  • 初心者

皆さんは資産運用を何かしていますでしょうか? 資産運用は初めてだから何から手を付けていいか分からないという方も多いと思います。

今回は、初めての資産運用におすすめの投資法と失敗しないコツを、詳しく紹介していきます。

資産運用とは

資産運用は大きく分けて「貯める」「増やす」の2種類に分かれます。

貯める

コツコツお金を貯めて着実に資産を形成していくのが「貯める」資産運用です。 「貯める」資産運用の例は預金や保険(満期保険金)などがあります。 銀行の口座などで貯金をしていけば着実にお金を貯めていけますし、養老保険などの保険期間が決められている保険に加入すれば毎月保険料を払い続けますが、保険契約の期間が満了になれば、保険金が支払われます。

増やす

自己資金を元に投資などでお金を増やしていくのが「増やす」資産運用です。 投資には投資信託や株、FX、不動産など様々な方法があり、複利効果やレバレッジを使って効率的にお金を働かせて利益を得ることが出来ます。 ただし、投資は利益だけでなく損失も抱える可能性があることを忘れてはいけません。

初めての資産運用は最低いくらからできるのか

資産運用の方法について知れたところで、次は初めての資産運用は最低いくらからできるのかについて、紹介していきます。

資産運用は1円からでも開始可能です。「増やす」資産運用はある程度の運用金が必要となってきますが、「貯める」運用方法であれば、1円からでも貯めることが出来ます。資産運用は元本があればあるほど資産形成はしやすくなりますから、少額すぎると思ったように資産運用が進まないケースは考慮しましょう。

投資などの「増やす」資産運用をするのであれば、初心者ならつみたてNISAや投資信託など少額から積み立てることができたり、投資の専門家に運用を任せられたりする投資法がおすすめです。

また、一つの金融商品や投資方法にだけ資金を集中させるのはリスクが伴います。 仮にその金融商品の価格が下落したりすると、一気に資産を失う可能性があるからです。
そのため、いくつかの金融商品に資金を振り分けることや、複数の投資方法を実践するなど分散投資を心がけることが大切となってきます。
複数の金融商品や投資方法に資金を分配しておくことで、他の金融商品や投資方法で損失をカバーしながら資産を形成していけるからです。

初心者におすすめの資産運用

初心者でもおすすめの投資法について、詳しく紹介していきます。

投資信託

「投資信託(ファンド)」とは、「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される金融商品」のことを指します。

投資信託のメリットは専門家が運用してくれることや、投資信託自体が複数の会社に投資している商品のため分散投資でリスクの軽減ができること、少額から運用可能で、金融商品の種類が豊富であることです。
投資信託のデメリットは元本保証がないことや、信託報酬(運用管理費用)や購入手数料がかかること、株のようにリアルタイムの価格に合わせて売買ができないことです。

自ら投資することに不安を感じている方は、専門家に一任できる投資信託はおすすめの資産運用法です。

iDeCo

iDeCoは公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度のことです。

iDeCoのメリットは掛金が非課税なことと、運用益、給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられている点です。
iDeCoのデメリットは選ぶ商品によっては元本割れリスクがある点や、原則60歳になるまで資産を引き出せない点です。

税制メリットを活用しつつ老後資金を準備したい方や、ほかの用途の資金と老後資金を分けて管理したい方におすすめの資産運用方法です。

iDeCoの加入の申出は、「運営管理機関一覧」に掲げた金融機関を通じて、加入申出書を国民年金基金連合会に提出する必要があります。 一部の金融機関では、オンラインで手続きができます。 書面で提出する場合は、加入申出書等の必要書類を、当該金融機関から入手する必要があります。

NISA

NISAは、分配金や譲渡益が一定期間非課税となるしくみです。NISAには一般NISA、つみたてNISA、未成年向けのジュニアNISAといった種類があり、それぞれ非課税となる期間や1年に投資できる上限額に違いがあります。

メリットは前述した通り一定期間利益が非課税となること、少額から始められる点で投資初心者でも取り組みやすい投資商品です。
デメリットは年間投資枠に上限があること、また「一般NISA」と「つみたてNISA」を併用出来ないのがデメリットでしたが、2024年から新制度が始まることになりました。

新NISAでは合計で1,800万円まで(1年間360万円まで)投資が可能となります。 現行のNISAでは5年か20年の非課税期間が設けられていましたが、新NISAでは非課税期間が撤廃され、無期限で非課税となりました。
また、新NISAでは一般NISAとつみたてNISAを併用して投資できるようになります。また、2023年にNISAを始めれば、現行制度の非課税枠を追加で獲得できます。2024年以降は新規で投資ができないのですが、2023年に投資したものに関してはそれぞれの期限内まで非課税で運用可能です。

NISAの始め方は① 口座開設をする金融機関を選ぶ、②必要書類をそろえて口座開設の手続きをする、③ 投資する銘柄を選択する、④ 積立金額を設定する、⑤目論見書を確認して積立を始める、の5STEPで始められます。

外貨預金

外貨預金は日本の通貨である円を、海外の通貨であるドルやユーロなどに替えて預ける「預金」のことを指します。 普通に円で預金するよりも、外国の銀行の方が一般的に高金利のため利益を見込めます。

円預金を1年間した場合の金利は年0.002%ほどであるのに対し、外貨預金の場合は年1~4%ほどと圧倒的に外貨預金の金利は高いです。
高金利で預金をしていきたい人や、円安時などの経済状況の変化に強い投資商品をお求めの方におすすめの資産運用方法です。ただし為替レートの影響を受けることは留意しましょう。

外貨預金は銀行や証券会社などの金融機関から、手続きをして始められます。

REIT

REITとは、 投資信託の一種で、投資先を不動産とした金融商品です。

メリットは少額から投資できることや、投資対象が不動産なので株式などのリスク分散としても活用できる点です。 デメリットは元本が保証されていない点や、分配金の額が一定ではない点です。また、後述する不動産投資と違い、物件そのものが手に入らないことは注意しましょう。

REITは投資信託を中心に運用したい方や、専門家に運用を任せたい人におすすめの資産運用方法です。

REITの始め方は①REITの取引を行う証券会社を選ぶ、②証券口座の開設に必要なものを用意する、③証券口座に投資資金を入金することで始められます。

債券

債券は国、自治体、企業等の債券を購入し、利息と償還金を得る方法のことです。

債券のメリットは満期償還日まで利息を受け取れる点や、満期償還日には元本と利息が返還される点です。 債券のデメリットは発行体が破綻した場合、利息や償還金の支払いが滞るリスクがある点や、満期償還日前に売却した場合、損失が出る可能性がある点です。

リスクを抑えつつ、満期が決まった形で預貯金よりも高い金利を得たい方や、少額から始められる資産運用をしたい方におすすめの資産運用方法です。

債券投資は証券会社から口座を開設して始められます。

不動産投資

不動産投資は賃貸用の不動産物件を取得し、家賃収入を得る方法のことです。通常、物件を取得する際は銀行とローンを組み、入居者の家賃でローン返済をしながら資産形成をしていくことになります。

不動産投資のメリットは毎月一定額の家賃収入を得られる点や、所得税や相続税の軽減効果が見込める点です。また、実物資産のため、世界情勢の影響を受けにくい点もメリットです。
不動産投資のデメリットは空室リスク、災害リスクがある点、売却する際に時間がかかる場合がある点です。

老後の副収入として家賃収入を得たい方や、節税対策をしたい方におすすめの資産運用方法です。

不動産投資の始め方は投資金額や目標を決め、土地や物件を探し、ローン審査を受けます。 ローン審査に通ったら、物件を購入し、管理会社を選択していきます。 また、ある程度まとまった運用資金が必要であるイメージが強い不動産投資ですが、年収500万円以上の方が始められ、利用する業者によりますが、頭金も少額から取り組めます。
株式会社ベルテックスでは、頭金10万円からでも不動産投資を始められますので、是非お気軽にお声掛けくださいませ。

初めての資産運用で大切なこと

初心者におすすめの投資方法について知れたところで、次は初めての資産運用で大切なことについて、詳しく紹介していきます。

投資の目的と資産運用の方針を決める

まずは投資の目的を明らかにすることです。

なんのために投資をしていくのかをはっきりさせておくことで、その目的に向かって励むことが出来るからです。 たとえば、将来の資産形成のため、結婚や子育てなどの資金形成のためなど、投資の目的を明確にしていくことが大切となってきます。

そして、ハイリスクハイリターンか ローリスクローリターンか、投資のリスク許容度も決めておくべきです。ハイリスクハイリターンであれば、確かに得られる利益は大きく見込めますが、同時に損失も大きく抱えるリスクがあります。 ローリスクローリターンであれば、得られる利益は少ないように感じますが、損失も少なくなるということです。

投資ポートフォリオを作成する

投資ポートフォリオを作成することも大切です。

どのようなポートフォリオが良いかは、投資の目標によって異なります。 最初に投資する金額や毎月の積立金額、投資の目標までの積立期間、想定する運用利回りを決めて、ポートフォリオを作成していきましょう。
ポートフォリオは一つの金融商品や投資方法だけでなく、複数の金融商品や投資方法を組み合わせて形成すべきです。

一つの金融商品や投資方法でポートフォリオを作成してしまうと、その金融商品の価格が下落したり、投資方法で失敗した場合、一気に資産を失う可能性があるからです。

分散投資・損失リスクなどを理解する

いくつかの金融商品に資金を振り分け、複数の投資方法を実践するなどの分散投資をしていくことが重要となってきます。

先ほども説明したように複数の金融商品や投資方法に資金を分配しておくことで、一つの金融商品の価格が下落したり、投資法に失敗したとしても、保険として他の金融商品や投資方法で資産を形成していけるからです。

ただ、いくら分散投資をしていても、利益だけが見込めるわけではありません。 投資には必ず失敗や損失がつきものですから、損失して資産を失うリスクについても、あらかじめ投資を始める際に理解しておかなければなりません。

投資の勉強をする

投資を行う際は事前に投資の知識を身に付けていく必要があります。 投資の勉強法は専門家のアドバイスが聞けるセミナーに参加することや、資産運用に関する書籍等で情報収集を行う方法がおすすめです。

また、ニュースなどを観て、経済の動向を把握することも大切です。 投資の交流会に参加して、他の投資家から話を聞くなどして刺激を受けることも勉強になります。

大切なのは自ら学ぶ姿勢を維持することです。 いかに有益でためになる情報や知識を自らの手で掴み取るかが鍵となってきます。その知識を踏まえ、実際に少額からはじめてみるのも良いでしょう。

注意点

投資をする上で、注意点があります。 まずは、毎月投資に回せる金額を一定金額決めて、無理のない範囲で始めることが大切となってきます。損をしたからと言って、毎月投資に回せる金額以上の金額を使ってしまうと、徐々に金銭感覚を失い、設定した金額以上のお金を投資に回してしまうリスクがあるからです。

また、おいしい話を鵜呑みにせず、自らの手できちんと調べることも大切です。 SNSなどで稼げると謳ったり、儲かると煽っている自称投資家が蔓延しています。 そういった自称投資家に引っかからないように、おいしい話は本当に確実かどうかを自らの手できちんと調査し、安全性を確認していく必要があります。

まとめ

今回は、初めての資産運用におすすめの投資法と失敗しないコツを紹介してきました。 まずは資産運用の種類を知り、初めての資産運用は最低いくらからできるのかを把握しておく必要があります。 そして、投資には必ず損失する可能性があることも理解しておくべきです。 投資の初心者におすすめの投資法は、政府が制度を主導しているNISAやiDeCo、ほったらかしで運用できる不動産投資などがおすすめです。

そして、投資を始める際は投資の目的と資産運用方針を事前に決めておきましょう。 ポートフォリオを作成することで、一つの金融商品や投資方法が失敗しても、複数の金融商品や投資方法に分散投資しておくことで、運用資金を大幅に失う可能性を減らしてくれます。 ただし、中には投資で儲かると謳った詐欺師も居ますので、情報や知識が正確かどうかを自ら勉強し、判断していく必要があります。 不動産投資でも、詐欺の手口が蔓延しており、不動産投資運用会社の中にも怪しい会社も含まれているので、安心して不動産投資を任せられる運用ができる会社を見極めるべきです。

株式会社ベルテックスでは、不動産投資についてプロの専門家がお客様の資産運用の目的を把握したうえで、お客様に合ったおすすめの資産運用について相談に乗らせて頂いております。 オンラインセミナーも行っているので、お気軽にお声掛けください。

この記事を書いた人

ベルテックスコラム事務局

不動産コンサルタント・税理士

不動産ソリューションの面白さや基礎、役に立つ情報や体験談などをフラットな目線で分かりやすくご紹介。宅建士・ファイナンシャルプランナー・税理士など有資格者の知見を生かしつつ、経験豊かなライターたちが不動産投資でおさえておきたいポイントをお届けします。